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韓ドラ「ベートーベン・ウィルス」のカン・マエ×ルミの二次小説ブログです。管理人:寅三吉。

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寅三吉。

Author:寅三吉。
色々と「萌え」の多い人生。
そして現在韓国ドラマ「ベートーベン・ウィルス」のカン・マエ×ルミの妄想をする楽しい日々を過ごしております。
そのありえない妄想をこのように形にしております。楽しんで頂ければ幸いです。

初めてお越しの方は下の「カテゴリ」の「はじめにお読みください」を読んで頂けると有難いです。

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誰も知らない 2013-12-30-Mon

今回はR-15になりましたので、15歳未満の方は回れ右!…で。
そして久々にカン・マエの一人称になりました。
結婚して間もない頃のカン・マエのモノローグSSです。

短いのであっという間に読めます。
それでは続きから…。




私の名前はカン・ゴヌ。
クラシック音楽の指揮者を生業としている。


欧州暮らしが長い私と同国人の妻とは、祖国である韓国で出逢った。
彼女が企画したプロジェクト・オーケストラの指揮者として招聘を受けたからだ。

知らず知らずのうちに、私は彼女に惹かれていた。
それが一体いつからだったのか…自分でも分からない。
初めて会った時からなのか、「このサリエリ野郎!」と罵倒された時からなのか、「先生のことを、知りたいんです」と云われた時からなのか…。


彼女と出会って数か月ほど経った或る日のこと、彼女から告白された。

その時は冷たく突き放した……何故なら弟子の恋人だと思っていたし、私はもう恋愛なぞに現を抜かしたくないと考えていたからだ。

だが自分にとって彼女は掛け替えのない存在なのだと気付き受け入れた。

しかし己の「音楽の世界」が壊れることを恐れ、結局別れを選んだ。



やがて韓国を去り、仕事の関係でドイツのミュンヘンに移り住んだ。

季節が移り変わり目まぐるしい日々を送る中でも時々彼女のことを想い出し、感傷に浸ることが多々あった。

彼女のことを忘れよう、想い出にかえよう…そう思っていた。

彼女と心を通わせることはもうないのだから。



そう思っていた矢先、運命の歯車は再び大きく動きだした。

ミュンヘン旅行に来ていた彼女と偶然街中で再会したのだ。

そして彼女に

「私……やっぱり先生が好き…です…。
 この1年、忘れようとして、忘れられませんでした…」

と再び告白され、今度こそ受け入れた。

自制しようとする気持ちではもうどうにも抗えない程、彼女のことを強く欲していたことに気付いたからだ。



彼女とは1年間遠距離で付き合ってから同棲を始め、それから約半年経った頃に婚約、そして5ヶ月後に入籍した。

私と彼女は云うなれば明と暗…つまり真逆のタイプの人間だ。
私は気難しく人を寄せ付けず、いつも眉間に皺を寄せている、世間からは変わり者と捉えられているであろう。
反しては彼女は明るくて人懐こく、すぐに友達が出来てしまう、笑顔が絶えない女性だ。
そんな私と彼女が共に人生を歩くことになるということは、奇跡といっても過言ではない気がする。


共に暮らし始めて1年以上経つというのに、私はまだ彼女のあどけない表情や仕草に戸惑うことが多い。

そして彼女への気持ちがどうにも抑えきれず、時々彼女を無茶苦茶にしたくなる衝動に駆られることがある。



私の周りに居る人間は、よもや私が彼女に対してそんな激しい思いを抱いているとは考え及ばぬことであろう。



誰も知らない



私には眩しすぎて、見る度に思わず目を細めてしまう眩い笑顔。

感情表現が豊かで数秒ごとにコロコロと変わる表情。

涙脆く、容易く人の気持ちに感情移入してすぐに泣くこと。

大笑いするときに「んはははは~!」と豪快に笑いながら、顔を上に仰け反らせること。


これらのことは、彼女の周りに居る人物ならば、誰でも知ってることだ。



何かに夢中になると唇を尖らせたり細やかに動かす癖があること。

恥ずかしがると俯いて、唇を軽くかむこと。

ヴァイオリンを弾き終わると、「ふぅー…」と長い溜息のような息を鼻から吐くこと。

細い身体の割にはよく食べること。

いつもお喋りな彼女が甘くて美味しいものを食べると途端、無口になること。


…などということは彼女と親しい人には知られているかもしれない。



朝起きて、ベッドのシーツの中で暫くの間寝ぼけ眼で過ごすこと。

シャワーを浴びた後、軽くストレッチをすること。

ストレスが溜まったりイライラすることがあると「走りに行ってきます!」と家を飛び出して数十分ほど走りに行くことがあること。


これらは彼女の肉親なら知ってるかもしれない。



だが――


そんな健康的な彼女が、夜、ベッドの上では官能的な甘い囀(さえず)りを発し、妖美に乱れるなどということは…恐らく周りの人間は思いも寄らぬことだろう。


聞こえていない右耳に息を吹きかけるように囁いたり舌を這わせたりするとキュッと固く目を瞑ることは、恐らく誰も知らない。


胸の膨らみの頂きにある蕾の先端を優しく擦ってやると、どんなに懸命に堪えようとしていても体がピクリと反応してしまうことも。


彼女の女性の象徴である花びらを開いてやると、花芯へと繋がる入り口の右側にごく小さな黒子(ほくろ)があることも。


焦らすために私が動きを止めると艶めかしく腰をよじらせ、切なそうな表情で「せんせぇ…お願い…」と乞うような言葉を発することも。


絶頂に向かう途中、私の背中に細い脚を絡ませてしがみ付き、快感を得るために私の動きに合わせるように花芯を律動的に強く締めることも。


快楽の極みへと導いた時にしなやかな首を大きく仰け反らせて白い肢体をくたりと落とした後、荒い息をし恍惚とした瞳で余韻が薄れるまで天井を見つめることも。


達した後に彼女の滑らかな肌に指先をつぅ…と這わせると、それまで以上に敏感に反応することも、彼女の花びらから漂う「香り」が微かに変わることも。


更に悦楽の最高峰へと立て続けに誘った時に彼女の意識がこと切れる瞬間、私の腕を掴んでいる彼女の手がぶるぶると細かく震え、軽く爪を立てて私の肌に小さな創(きず)をつけることも――



祖国に居る彼女の肉親も、私以外に彼女と唯一肉体関係があったという男も、大勢いる彼女の友人や元同僚も、私と同じ名前の弟子も……誰も知らない。



この広い世の中で、私しか知らないことだ。



Das Ende














R-15で大丈夫ですよね?これだったら18じゃないよね(汗)

こんな大人な余韻を残しつつ、あとがきは年明けに…。
良いお年を…v
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コメント


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沢山のありがとう! ran | URL | 2013-12-31-Tue 03:29 [EDIT]

寅三吉。さま   こんばんは

「愛の夢ーーー」の究極の寸止めの時とは違う、凄い余韻を残して年を越す。
もう、、紅白歌合戦どころじゃないわ(笑)
、、何かしら、R-15だからとかじゃなくて、この「誰も知らない」って
何か隠されてるとか。
ふふふ、、それこそ寅三吉。さまだけが知っていて、
「誰も知らない」って事、ありませんよね~私、疑い過ぎかしら(笑)

さて「誰も知らない」ことが沢山ですが、カンマエ自身の「誰も知らない」事は
カンマエの心の小さな震えの様に感じたりしますが、カンマエらしいとも思いました。
「カンマエの歪んだ愛のSS」と以前の記事に記されていましたが、
歪んだ愛がカンマエらしいと思う私が十分過ぎるくらい歪んでいるようです。

この広い世の中で、カンマエしかしらないルミちゃんの様々な事も
それね、、それをほかの誰かが知っていたら、カンマエが壊れちゃうでしょう(笑)
「結局、愛し合って幸せって事じゃん」とカンマエの耳元で呟いてやりたい衝動。

普通、「私以外に彼女と唯一肉体関係がった男」はカンマエの記憶から
消去しそうなタイプの人の思いますが、敢えて、その男の事を出すというのは深い!
誰も知らないルミを知っている自分を優越感の様に感じないと
ルミちゃんを愛しすぎて、彼女を壊しそうになっちゃうんだわねーーー。
もう、、カンマエって馬鹿。やっぱり歪んでる(笑)
だけど、その馬鹿さ加減が、私は可愛くて好きです。

おーーー今年最後のコメントとしては、ぶっ飛んだ内容で失礼しました。
また、先日のコメントのお返事にご丁寧な年末のご挨拶が記されていて
私が先に書くべきなのに、、と、恐縮しておりました。
もう2014年は、すぐそこまで来ていますね、、、。
2013年、沢山の作品を読ませて頂き、キュンキュンさせて頂きました。
有難うございました。
思えば寅三吉。さまとの出会いは不思議なご縁でしたね、、。
そういう巡り合わせがあるから、生きているって面白い。
そして、そういう奇跡に感謝です。

寅三吉。さまにとって、2014年が輝かしい時間になりますように、、
いいお年をお迎えくださいませ。


Happy New Year ran | URL | 2014-01-01-Wed 20:37 [EDIT]

寅三吉。さま    

明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

幸せに満ちた2014年になりますようにお祈りしております。
そして、カンマエとルミちゃんも幸せでありますように・・。

連続でコメを残して失礼しました。
ご挨拶だけですので、お返事スルーで、、お気遣いなく。



Re: 沢山のありがとう! 寅三吉。 | URL | 2014-01-03-Fri 22:08 [EDIT]

●ran様

年の瀬のお忙しいであろう時に、コメントを有難うございますv
そして返事が大変遅くなってしまい大変ご無礼致しました。

> 「愛の夢ーーー」の究極の寸止めの時とは違う、凄い余韻を残して年を越す。
> もう、、紅白歌合戦どころじゃないわ(笑)

数年前に流行ったエロ詩吟ならぬ、エロ余韻ですね(馬鹿…)
紅白、今年もまた小林●子さんは出なかったようでしたので、美輪●宏さんを観たら毒気?が抜かれたかもしれません(笑)

> 、、何かしら、R-15だからとかじゃなくて、この「誰も知らない」って
> 何か隠されてるとか。

残念ながら特に何も隠されていません(笑)
ただ単に歪んだ独占欲を沸々と心の中に湧き立たせるカン・マエです。


> 歪んだ愛がカンマエらしいと思う私が十分過ぎるくらい歪んでいるようです。

何事に対しても素直じゃない人ですから…仕事に対しても、恋愛に対しても。
「悪い」と思ったことは必要以上に云うけれども、「良い」と思ってても褒めるようなことを一言も云わないのがカン・マエという人ですよね。
だからカン・マエは歪んでて当たり前…といいましょうか(笑)
こんなカン・マエだから魅力を感じちゃうんですよねー…何事に対しても素直なリトル・ゴヌでは物足りない…と感じるのがカン・マエファン?
結局カン・マエファンの皆さん、何かしら歪んでるんですよ、きっと。ran様だけではないです!


> 普通、「私以外に彼女と唯一肉体関係がった男」はカンマエの記憶から
> 消去しそうなタイプの人の思いますが、敢えて、その男の事を出すというのは深い!
> 誰も知らないルミを知っている自分を優越感の様に感じないと
> ルミちゃんを愛しすぎて、彼女を壊しそうになっちゃうんだわねーーー。

「お前たちは普段の健康的なルミしか知らないだろ?
 まさかこんなに淫らな姿をするなんて思いも寄らんのだろう?」
……とルミが他の男と会話してる時や情事中に「自分しか知らないトゥ・ルミ」にコッソリとほくそ笑んでるんですv
自分の中のルミに対しての激しい独占欲はカン・マエ自身「異常だ」と思ってるので、こんな風に歪んだ考えをするようになったのでしょう。
そうして精神のバランスを取ってるのではないでしょうか。

裏を読んでくださってる方はご存知だと思いますが、当二次のルミはカン・マエとの情事で初めて女性としての悦びを知ったので、
「あの男は…こんなルミは知らない…」
…とルミの「初めて」を奪った男と会った後の情事中に、こんなモノローグをするカン・マエなんてどうかしら?と妄想し出来たSSでした。


こちらこそ去年最後を飾るに相応しいのか相応しくないのかよく分からないぶっ飛んだSSで失礼しました。
コメント年末の挨拶~云々~の件はどうかお気になさらず!
年内はもうコメントの返事を書けないかもー……と思い、書きましたので。

ran様との不思議な縁は、こちらのブログが無事に終了しても続けて頂ければ…と思ってます。
またran様のブログの感想を凝りもせずに送りますので、よろしくお願いいたしますv

Happy New Year! 寅三吉。 | URL | 2014-01-03-Fri 22:09 [EDIT]

●ran様

あけましておめでとうございます!

ご丁寧にご挨拶くださり、本当に有難うございます。
お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。

スルーは出来ない性質ですんで…(笑)

あと少しですが、我が家のちょっと?エロ過ぎるカン・マエとド天然ルミを今年も宜しくお願いいたしますv


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